フリーランスwebデザイナーの必要スキル一覧【実体験】
最終更新:2019.09.12

目次
フリーランスWebデザイナーに必要なスキルって?
フリーランスWebデザイナーとして独立してから4年以上の月日が経ちました。
4年間で本当にいろいろなことがありましたが、フリーランスのWebデザイナーとして、最低限生計を立てるためのスキルが理解でき、身に付けられたと感じています。
ここでは、在宅で企業から単発のWeb制作案件を受注して、フリーランスのWebデザイナーとして活動していく場合に必要なスキルについて考えてみました。
ですので、企業に常駐して働くタイプのフリーランスWebデザイナーや、特定の企業に長期間所属して在宅リモートワークでコミットするタイプのフリーランスWebデザイナーとして働くためのスキルとは若干ずれが生じます。
Webデザイン案件を遂行するためのハードスキル一覧
サイト・ページ設計スキル
Webサイトのページ構成や、ランディングページ(縦長Webページ)のぺージ内コンテンツ構成を設計するスキルです。
どこにどのようなコンテンツを配置して、どのようなナビゲーションで誘導すれば、Webサイトの価値が高まる=企業の売上に貢献できるか?を考え、設計するスキルです。
企業からWeb制作案件を受注したとき、そのサイトの同業他社や、異業種などのサイトで、Webに力を入れている企業のサイトを分析し、自分の設計案に取り入れられることが無いか考え、適宜取り入れます。
マイクロコピーライティングスキル
Webページ内のナビゲーションや、コンバージョン(成約)につながる重要なボタンの周辺などの、短いテキスト(文章)の案内を、最適化していくスキルです。
基本的にそのサイトの想定ユーザーのことを考え、どのような案内文章があれば、ユーザーが安心して行動・申込みしてくれるかを考え、ワイヤーフレーム(ページ設計案)などに反映します。
場合によっては、Webサイトを公開後も、2つのマイクロコピーを50%ずつの確率で表示させ、どちらのマイクロコピーがクリックや成約につながりやすいか?を分析するA/Bテストを行うことも検討します。
Webビジュアルデザインスキル
Webサイトの魅力的なビジュアルデザインを制作するスキルです。
使われるソフトとしては、PhotoshopやSketch、Adobe XDなど色々なデザインソフトがありますが、依然としてPhotoshopのシェアが高いです。
Webデザインには流行りがあるので、現在のデザインテイストの傾向を、最近リリースされたWebサイトから読み取って、トレンドを取り入れることが大切です。
最近リリースされたハイクオリティなサイトがまとまった、Webデザインギャラリーサイトも多く存在します。
グラフィックデザインや、雑誌などのデザイン、看板広告のデザインなど異分野のデザインも大変参考になります。
ビジュアルデザインスキルを上げるには、たくさんのハイクオリティなデザイン事例を知っていること、デザインのPhotoshop模写を行ったり、手書きで模写を行うこと、デザインの書籍で基礎を学ぶことなどが重要です。
HTML/CSS/javascript等のコーディングスキル
HTML/CSS/javascriptなどを駆使して、デザインモックアップをもとに、Webページを制作するスキルは、Webデザイナーにとって必須ではありませんが、自分でできない場合は、コーダーなどに外注することになります。
フリーランスWebデザイナーとして独立当初から、良いコーダーにめぐりあえているのであれば良いですが、ツテが無い場合、外注に失敗し、多額のお金を溝に捨てることもありえます。
また、Webサイト公開後の修正や改善などを継続的に行い、Webサイトの効果を高めていく上では、WebデザイナーもHTML/CSS/Javascriptなどのコーディングができたほうがよいでしょう。
WordPressテーマ制作、WordPress取り扱いスキル
WordPressというコンテンツ管理システムを使って、Webサイトを制作するケースも多くあり、WordPressのテーマのPHPを触り、オリジナルの制御を作るケースも多くあります。
レンタルサーバーであってもサーバーの基本的な操作や、WordPressのインストール方法、WordPressでできることやできないことを覚えていることで、Webエンジニアに実現不可能なデザイン案を頼み、それはできません!と言われることも減ると思います。
Webデザイン案件を遂行するためのソフトスキル一覧
外注の効果的な活用スキル
自分だけではWebデザインの案件が多すぎて、忙しくなってしまう場合、あるいはビジュアルデザインやUI設計に専念したくて、コーディングやWordPressテーマ制作を誰かに依頼したい場合などに便利なのが外注です。
良いコーダーやデザイナーと巡り会えていれば、そういった方々を大切にしましょう。
クラウドソーシング「ランサーズ」やクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトでの外注は、当たり外れが多く、評価もあまり当てにはできないことが多いので、時間的余裕を持った上で、少量をテスト的に外注し、良い結果が戻ってきた相手のみに厳選して外注しましょう。
外注を効果的に活用し、売上や利益を増やしていくことや、クライアントの期待により応えることなどが、より容易になります。
フリーランスWebデザイナーとしての生活の要!仕事を獲得するためのスキル一覧
高単価なWebデザイン案件を獲得するスキルやつながり
フリーランスのWebデザイナーとして独立しても、高単価な仕事案件が獲得できなければ、生活は厳しいものになってしまうでしょう。
フリーランスのWebデザイナーとしての仕事の取り方には以下のような方法があります。
- 自分のポートフォリオサイト経由で仕事を獲得する
- ポートフォリオサイトにリスティング等の広告を流して仕事を獲得する
- フリーランス向け案件紹介サービスを活用する
- クラウドソーシングサイトを活用する
- 既存のクライアントからのリピート・定期依頼を獲得する
高単価な仕事が獲得できる方法を、複数持っておくことで、フリーランスのWebデザイナーとしての生活が安定します。
適切な制作単価を設定するスキル
自分の制作サービスを商品として捉え、市場価格を参考に適切な制作単価を設定するスキルも重要です。
時給換算でどれくらいの単価に設定するかを、自分の持つ商品価値と相談して、適切な水準で設定すれば仕事を継続的に順調に獲得することができるようになります。
私は、独立初期は制作単価を安く設定しすぎて、あとから後悔することになりました。
優良なクライアントを見極め、取引するスキル
クライアント企業の中には、無理難題を言ってきたり、契約条件を守らないクライアントも残念ながらいます。
そういったクライアントとは制作案件終了後は二度と取引しないのはもちろんのこと、新規開拓の際に、優良なクライアント企業であるか見極めるスキルが必要となります。
私にとっての優良なクライアント企業の見極め方としては、
- 依頼単価が安すぎず、高すぎない
- 自分の能力に見合った依頼内容である
- メッセージのやり取りに違和感がない(相手の事を気遣ったメッセージができている)
- 短納期を要求してこない
などが挙げられます。
フリーランスとしての生活や事業発展につながるソフトスキル
ストレスをなるべく受けない、軽減するスキル
適度なストレスは生活に適度な緊張感をもたらしてくれるので有用ですが、過剰なストレスは精神を不安定にさせ、成果物(アウトプット)の品質にも影響してきます。
自分がどんなことにストレスを感じるのかを把握し、それが多くなりすぎないように環境を調整して工夫しましょう。
スケジュール管理とモチベーションの維持スキル
適度な空き(遊び)をもたせたスケジュールを組み、スケジュールどおりに制作案件を進行させるスキルと、盲点になりがちなのが、モチベーションが下がりすぎないように維持するスキルです。
モチベーションの維持は、仲間づくりやコワーキングスペースやカフェの活用で改善できる可能性があります。
事業を継続・発展させるためのスキル
フリーランスとしての事業を継続・発展させるため、新しい技術を身に着けたり、新しい活動にトライしてみたりして、事業の売上を維持・拡大できるようにしましょう。
こういった将来を見据えた活動をするには、時間的余裕が必要となります。
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